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後継者を育てることが地域活動を円滑にする [ボランティア]

 地域団体の会長はその団体の行事等の運営を円滑に行うことが役割ですが、その会の継続性を考えると後継者を育てることも大きな役割です。
 一人の人間が永遠に会長をすることは不可能なので、後継者を育てることが重要なことは誰でも分かりますが、後継者を育てるという認識を持っていないとなかなかできないことです。
 会の活動を一生懸命している会長でも後継者のことはあまり意識せず、「その時はその時、何とかなる」と軽く考えている人が多いです。しかし、会長が一生懸命すればするほどその人しか会長は務まらないという状況が生まれ、ますます後継者問題が難しくなります。
 そういう状況でもし会長に異変があれば、何とかなるどころかどうにもならず、会が消滅してしまうほどのダメージを受けることが考えられます。
 私が関係する団体の会長が突然亡くなり、残された資料を元に何をしなければいけないのかを探して対応したことがありましたが、凄く大変な作業を一生懸命しましたがちゃんと対応できたのかどうかは分りません。そうならないためには、会長は出来るだけ早い時期に後継者を意識して育てていく必要があります。
 では、どうすれば後継者を育てることができるかを考えてみましょう。後継者を指名して教えていくという方法もあるでしょう。しかし、そのためには後継者という立場を受け入れてくれる人が必要で、それはなかなか難しいと思われます。
 地域団体で役員などのボランティアをする人の中には他の人と仲が良くて、頼まれたことはきちんとやってくれる人がいるのではないかと思います。そういう人に「これは誰にやって貰うのが良いか」など役員会に諮らなくても良いようなことを相談するのが良いと思います。会長が自分一人で出来ることを一人では行わず、相談という形で特定の人に全て伝えるとその人は会の活動の全てを知ることとなります。
 そうすると後継者問題が発生した時に、その人は会の活動を自分が一番良く知っているという自覚があります。そのため会長には自分が最も相応しいという自覚もあると思いますが、もしどうしても会長を引き受けたくないと思えば、自分がサポートするからと言って他の人を会長に推薦すると思います。
 会長が自分一人で行わず他の人に相談しながら進めていくことにより、会長以外に会の活動をよく知る人が出来る訳で、結果として後継者を育てることが地域活動を円滑にすることになります。


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